哀愁の矢の川峠
「矢の川峠(矢ノ川峠)」と書いて「やのことうげ」と読む。私やのこ小僧も地元尾鷲からいろいろと情報発信しまっせ!  【 このページの文章、写真は無断で転用しないでください。もしご利用される場合ははやのこ小僧までご一報を!】

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天気がいいので、今度3月に行く南谷遡行の下見に行ってきました。

R42の矢ノ川トンネル手前のダクト施設の駐車スペースに車を止めて、矢の川に降りる。
今回この新トンネル工事の時に使った昭和道からトンネル入り口までの工事用誘導路を探すのも、
目的の一つでした。河原に下りてから少し下流に向かうとありました!

DSCN0682.jpg

工事用道路の橋の基礎が残ってました。
昭和道に向かう道路が残っているかと辿ってみましたが、すぐに人工的に石で埋められてしまっていて行けませんでした。おそらく工事後橋は撤去され、道路は埋められたのでしょう。

今度は少し上流にある滝に向かいます。
デンガラ越えのルートがこの滝をどのようにして迂回しているのか?また何か当時の遺構がないかを調べてみました。
残念ながら左右どちらも滝の手前から切り立っていて道跡などは発見できませんでした。
想像ですが、上流に向かって右側は昭和道開鑿時に相当土石が流れ込んでいる為、昭和以前の地形とはだいぶ変化していると思われます。
DSCN0692.jpg


おそらく滝を巻くように少し手前からゆっくりと登る道があったのではないでしょうか。
とりあえずこの周辺の調査はここまでにして今日の目的の南谷に向かいます。
今回は滝のすぐそばの沢を登って昭和道に上がりました。
ついでなので昭和道を少し登り、デンガラ大橋から河原を下り滝の頭を確認する。
この滝の頭はきれいナメになっていました。

DSCN0704.jpg

不思議なことに滝の落ち口に鉄筋が何本か打ち込まれています。

DSCN0705.jpg

周辺には何もないのですが、いったい何の目的で鉄筋が打ち込まれたのでしょうか?

さて昭和道を歩いて下ります。
途中コンクリート舗装の場所で、路肩にキレイな四角柱の石が転がっています。
どう見ても人工的なものなので、そばに行ってよく見てみるとなにやら文字が掘り込んでいます。
一面には「遠藤組」、次の面には「延長三十三.三米 幅員 六.五米」、もう一面には「完成 昭和三五年一月十一日」とあります。

DSCN0716.jpg
DSCN0721.jpg

この日付は映画「道」が撮影された頃です。
舗装されたばかりのこのコンクリートの上を、映画の撮影に消防車やバスやスタッフなどを乗せた車が毎日のように通っていったのでしょうね。

さてさて、そんなこんなで昭和道を楽しんで歩いていると、いつの間にか南谷大橋が見えてきました。
橋の上流側から谷に下り遡行し始める。少し行くと大きな堰堤があり、右側にある階段で上へ登る。
DSCN0732.jpg
途中苔むしたプレートを見てみると、この堰堤は「南谷堰堤」となっており、高さ11m、長さ47mとなっております。

昭和41年着工、昭和42年完成、施工者「遠藤組」となっております。
DSCN0761.jpg

昭和42年と言うとまさに現在の国道42号線の工事が大詰めに入って完成しようとしている時期。
何故この時期に南谷にこれほど大きな堰堤を作る必要があったのでしょうか。
この谷には古い堰堤がないので、昭和道ができてからそれほど大きな土石流被害があったとも考えられません。
この頃はお国や県のお金が、余り余っていたのでしょうか??

さて、堰堤を越えると右からの支流に小さいけど綺麗な滝がありました。

DSCN0737.jpg

少し休憩後もう少しさかのぼってみます。
左側に少し平地が見えてくると、たくさんの炭焼窯のあとや住居跡らしき石垣が見えてきました。

DSCN0743.jpg

そこから少し行ったところで本日の下見終了。
引き返して南谷大橋から下ってR42に出る。そこから数百m歩いて矢ノ川トンネル入り口に戻ってくる。
ゆっくり楽しみながら4時間半の行程でした。

さて3月10日【水曜】、R42から昭和道南谷大橋より谷に入り、南谷を遡行して高峰山に登ってきます。
下りは矢の川峠からデンガラを昭和道デンガラ大橋まで下ってきて、あとは昭和道を通ってR42に戻ります。

yanoko-takamine.jpg

かなりハードな行程ですが、私は休みなので下山してからの仕事が無いだけでも随分気が楽です。
天気が心配ですが、決行できればまた報告します。
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コメント
この記事へのコメント
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2013/05/04(土) 01:29:34 | | #[ 編集]
Re: まさか.....
こんにちは
やのこ小僧こと福田と申します。

コメントありがとうございます。
よく分からないのですがあなた様は遠藤組の社長のお孫さんということでよろしいのでしょうか?
私は現在尾鷲市内で飲食と宿泊業を営んでいます。
よろしければまたお話を聞かせていただきたいので連絡頂ければと思います。
あの石柱もまだあると思います。
よろしければ案内しますよ。
お気軽に電話ください
080-3648-5499 
福田 晃久
2013/05/09(木) 12:10:36 | URL | やのこ小僧 #-[ 編集]
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